ウルムチから寝台列車で8時間、哈密(ハミ)駅に着きました。僕らが乗っていたのはこんな車両、ダブルデッキの寝台車でした。途中の線路はロングレールでジョイント音もうるさくなく、連結器も密着式のようでノッチを入れるとガシャガシャーンって響いたりしませんでした。貨物列車も多く、途中の待避線で何本も抜きました。
哈密駅も地方都市とはいえ、そこそこ大きな駅でした。ここもセキュリティは厳しいです。もっと改札から出るだけですから楽でしたが。フラフラッとホームに入って列車の写真を撮る、なんて事が出来る雰囲気はまったくありませんでした。それでも駅前には人が多いです。みんな何しているんだろう?
ここの都市も綺麗でした。信号なんてカウントダウンまで付いています。博物館に行ったら、オリンピックのため今日から閉館だとか。仕方なく他の観光名所を巡ってから昼食。腹ごしらえも済んだらいよいよ観測地への移動開始です。
バスには予め申告して取得した通行証を貼ります。これがないと検問を通してくれないそうです。今回の観測地は中国政府の要人達も来るそうで、そのエリアに入るための交渉が大変だったそうです。
バスは、どんどこどんどこ走ります。エアコンも効いてて快適なバスです。時速100キロくらいで飛ばしていきます。市内を出て2時間、山間部に入ったところで検問です。全員のパスポートチェックまでありました。荷物検査もありました。そりゃー厳しかったです。
さらに走ること4時間、着きました、ここが日食城です。街道筋の田舎の村に、突然キャンプ地が出来ていました。…えっ?ドームとか施設とか作っちゃったの?下は人工芝だし。でも、このエリアに入るにはセキュリティチェック?!なんかちょっち違いません?
ちょうど日食24時間前の太陽。看板に囲まれて見る皆既日食なんて、ありえないっ!! 現地の旅行手配してくれた業者さんは「なんでこんな良いところなのに文句を言うの?」とまったく理解できない様子。まーモメてても仕方ないので、早速周囲の下見開始。
やっぱ、この風景でしょー!! この地に観測場所の変更が出来るように速攻で手配をかけました。 このあたりは、さすが日通旅行さんです。現地での交渉事には比較的強い印象がありました。
テントは木陰に張られていました。この場所は大正解。翌日は朝から夕方までは、このテント周辺で待機なのですが、この木陰の涼しかったこと。これが観測地だったら、太陽に焼かれて脱水症状になっているところでした。
日食城での最初の食事、中華バイキングです。 盛り付けが疲れ気味ですが、これまたおいしかったです。さて、明日の観測に向けて今日は早く寝ます、おやすみなさい。
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<北京中央時刻>
08:01 哈密駅着
08:20 バス発
08:40 朝食 09:23発
09:28 博物館着 09:34発
09:45 王墓 10:25発
10:30 サウナ
11:00 ネットカフェ天候調査
12:00 昼食 13:45発
14:00 検問 14:30発
17:27 トイレ休憩
18:10 キャンプ地着