今日は移動日です。朝5時30分にモーニングコール、6時30分から朝食、朝に弱い僕は、これだけ食べるのがやっとです。日食ツアーの場合は、かなり良いホテルになる事が多く、朝のブッフェも洋食と中華があって、まりりんがいたら3周は食べちゃうくらい充実していました。なるべく繊維質やらくだものを多くとって、体調を整えます。目的は皆既日食を“元気に”見ること。旅行となると無理無茶しがちですが、体調管理は大切です。
移動中に気になるのは天気。まだ観測地から1000キロも離れているから気にしても仕方ないのに、窓の外は一面の雲海。皆既日食は雲に邪魔されたら見えないんです。目的地では雲が切れることを祈ります。ちなみにこのあたりは、来年7月22日に皆既日食が見られるところです。こんなに雲が多いのでは、ここらあたりに出るツアーは要注意かも。
機内では折り詰めと温かいご飯、これはビーフだったかな?メニューのチェック忘れました。右上の小袋はザーサイです。ごはんに乗せて食べると美味しいです。左側のパンは、ナイフで半分にしてボックス右上の肉と野菜を挟み込むとビーフバーガーの出来上がりです。ドリンクでは何故か椰子の実(?)ジュースがあって、甘くておいしかったです。
飛行時間は4時間半。成田→上海よりも長く飛んで着いたのが烏魯木齊空港。中国西部最大の都市だそうです。人口は200万人近く。ボクの住む川崎市よりも多いです。石油や天然ガスなど資源が出たため人口が増えているそうです。しかも計画的に大きくなっているので、とても街並みがキレイ。自転車が道幅いっぱい、なんて事はなくて、日本を走っている車と同じような車種ばかり、しかもキレイ。でも、ほんのたまにロバさんが出てきて、ちょっとホッ。
大陸の内陸部といえば悩みは雨が少ないこと。ならば人工的に降らしてしまおうという事で、市街地のはずれに大砲がズラり。これで雨の種を上空に撃って雨を降らせるそうです。成功率はどれくらいなのでしょうか?カメラを構えていたものの、大砲の位置が和装より低くて街の風景に溶け込んでいたので、フレームからハズれるギリギリでした。
博物館やらみやげ物屋さんやらバザールを見てから夕食。市内のレストランは、これまた中華料理。でも味は丁度良くてパクパク食べられました。右のオレンジの果物はハミウリ。すごーく甘くて美味しかったです。その上の皿は子羊の丸焼きを解体したものです。歓迎料理だそうで、シェフみずから部屋に来てバラしてくれました。
今日の夜は寝台列車。深夜発なのでホテルで小休止します。もっと長く休めるのかなと思っていたけど、博物館やら、みやげ物屋さんに連れて行かれて、これはこれでパック旅行なので仕方ないです。ホテルの部屋に入ると、窓からは夕焼け。高層ビルも見えて充分大都市の雰囲気です。
そのホテルを22時前に出て駅へ。夜10時過ぎているというのに、まだ外は明るいです。なんだか人がウロウロしています。駅前広場は規制されていて、駅構内に入るのにキップの提示が必要です。セキュリティチェックまであって、空港より厳しかった感じです。オリンピックを前にテロを警戒しているそうで、ウイグル自治区は強化警備区域なのだそうです。
待合室に入ってキップを渡されました。偽造防止の台紙の上に必要情報が印刷されています。どうやらエアコン付きの寝台車のようです。座席は、9号車の“下”デッキの2号上側。するとこれはダブルデッキのようです。どんな車内なんだろう?わくわくどきどきです。実は小学生の頃、ブルートレインが大好きで、日曜日の朝は早起きして、東京駅でブルトレの写真を撮りまくっていたのです。
じゃーん、車内です。思ったより広いです。寝台幅は20系のB寝台と大して変わらないサイズに感じました。高さは低くて、背中をまっすぐにして座れません。でも寝ていれば快適。クーラーもよく効いています。明日は8時着。おやすみなさーい。
<北京中央時刻>
05:30 モーニングコール
07:05 ホテル発
07:30 空港着
08:30 搭乗開始
09:05 Push Back/CZ6998/B777
14:04 Touch Down
14:09 Stop
15:00 バス発
16:00 おみやげ物屋サン 16:30発
16:50 博物館 18:00発
18:10 バサール 18:26発
18:40 レストラン 20:05発
20:30 ホテル休憩
21:55 ホテル発
22:20 烏魯木齊駅着
23:20 乗車
23:38 定刻発車
24:18 室内灯消灯