中国皆既日食ツアーの始まり始まり〜♪
参加したのは日通旅行首都圏支店の6日間コースです。今まで5回ほど日食を見に行っていますが、すべて日通旅行さんのツアーです。
個人手配を考えたこともありますが、日食を見に行く場合は、太陽と月が一直線になる所に行かなければならず、その地が陸地か海か、曇りやすいか晴れやすいか、それよりなにより、その国に観光客として行くことが出来るかどうかなど、普通の旅行とは違った難しさがあります。今回向かう予定の場所も、事前にパスポート番号を通告していないと立ち入れないエリアだそうで、迷うことなくツアー会社に連絡を取りました。
集合は空港第2ターミナルに11時20分。さっそく衝撃的な告知がありました。
「機内持ち込み荷物は5キロまで、全員計量します」
ががーん、今、背中には11キロ背負っています。
(小さな声で)「そのぶんスーツケースの重量は……」
ジタバタしてもカメラを持ち込めなければ何も意味が無いので背中に入れていたビデオカメラ3台をスーツケースに。
以前は団体受付でも、チェックインカウンターに行く前に
預け荷物の検査があったので、カギをかけずにカウンターに置くと
「はいOKです」とか言われて、そのまま預けられそうに。
「ちょっと待って〜、カギかけさせてー」と、あわててロック。
ベルトコンベアーの先でX線チェックするようです。
案の定、何人かはベルトコンベアーの先の小部屋に呼ばれていました。
さて手荷物、スーツケースの話をしていたからなのか、
僕の背中のリュックは計量せずにスルーでした。
でも隣のカウンターでは「重過ぎます」とか言われています。
どうやら対応にバラつきがあるようです。
とにかく過去5回の日食経験で一番厳しい荷物制限でした。
空港でのセキュリティチェックは、ほぼいつも通り。
靴の金具にも探知機は反応していましたが、脱がされる事なく通過。
搭乗ゲートを確認すると、早速変更になっています、うむむ。
途中免税店を覗きながらゲートに着くと、あれ?まだ飛行機が着いてないよ。 中国東方航空のA330はボーディングブリッジの先で一時停止しています。 どうやら空港一帯に雷注意報が出ているようで、着陸して駐機スポットの目の前まで来たものの地上作業が出来ずに、ずーっと待っているみたいです。この時「今回は飛行機トラブルがもう一回あるかも」と、ふと感じていました。そして、その勘は最終日に当たることになります。結局一時間遅れで成田空港を離陸しました。
飛行機といえば機内食。まりりんと乗ると二人で2種類楽しめるのですが今回は一人。周囲の様子を観察しつつ選びました。 右端の緑の袋は松茸のレトルトパック?でした。漬物感覚でゴハンに載せて美味しく頂きました。フォークとかナイフは全部プラスティック製の使い捨てでした。この先どのような状況になるかわからないので、フォークセットはポッケに戴いてきました。でも結果を申し上げますと、一度も使う事はありませんでした。
上海に近づいても天候は曇り。高度を下げると雲の中へ。けっこー揺れて周囲の子供達がグズり出しました。着陸もスムーズとは言えない感じで、飛行機が止まっても風で機体が揺れていました。そう、上海は台風が近づいていたのです。2時間40分のフライトでした。上海国際空港から上海市街へ高速道路をバスで移動。道路に沿ってリニアモーターカーの線路があり、みなさんカメラを構えて車両の雄姿を狙っていました。でも、あまりにも通過速度が速く、ほとんどの人が撮れなかったようです。僕のカメラはコンパクトなパナソニックのルミックスFX35なので最初から諦めていました。 バスは上海の市街地へ。左端の丸いのが上海タワー、右側の上に開口部のあるのが建設中の森ビルです、すごい高い〜。 通勤ラッシュの市街地をすり抜けて夕食のレストランに着きました。
最初の食事は中華料理。辛いのが多いかなと思っていたら意外と薄味で、どんどん食が進みます。写真に撮ろうと頑張ってみたのですが、円卓で料理がグルグルまわっちゃうので、手元に取ったモノだけ撮りました。このあともどんどん出てきて、完食できず・・・。とても美味しかったです。
食事が終わりバスはホテルへ。途中で2010年に上海で開催される万博の垂れ幕を発見。街中には自転車の姿は見られず、車ばっかり。通勤の人々はバスを使うようで、バス停には多くの人が並んで待っていました。バスの行き先表示もオレンジLEDの見やすいもので、かなり近代化されているなぁー、と感心しました。
ホテルは一人部屋希望にしました。日食ツアーは過酷な旅程が多く、体力消耗が激しい旅行になる事が多くあります。なのでホテルの部屋では、ゆっくりしたいもの。今日はまだ一日目という事で体も楽ですが、早速一人でゴロゴロしてしまいました。
で、インターネット環境。
ちゃんとLANケーブルまで用意されていて、持参したパソコンを接続するだけで使えます。
ブラウザを立ち上げると強制的に説明画面に飛ばされて、了解ボタンを押すと課金開始。
中国はすべてのパケットを検査しているとの事ですが、かなりスムーズに閲覧できました。
翌朝フロントで精算して、36元(約600円)でした。
携帯電話もiモードを含めて使えます。時差も1時間なので、大して気にする事なく連絡が取れます。
海外旅行をしているんだ、という緊張感が感じられなくなった瞬間でした。
まずは一日目が無事に過ぎました、おやすみなさい。
<日本標準時>
09:50 銀座事務所出発
11:00 成田第2ターミナル着
11:20 団体カウンター集合/説明
14:05 搭乗開始
14:28 Push Back/MU524/A330-300
14:50 Take Off
<以下北京中央時刻>
(日本時間−1時間)
16:29 Touch Down
16:38 Stop
17:00 中国入国審査/税関
17:32 バス発
18:30 夕食
19:30 ホテル着